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iwamanteの車窓から

世界一周中。世界のわんにゃん展を開催すべく世界を駆け回ってます。眠そうな犬フェチです。見つけたら連絡ください。

命を削っても会いたい人

こんにちは、iwamanteです。

現在、2016年の9月27日。

時間は朝の7時半。

コロンビアのメデジンに滞在しています。

それはそれは、有名で素敵な宿にいさせて貰っているのですが、旅に出て初めて沈没の恐怖を実感しているのです。

沈没って?

と思う人は、ぜひ旅に出てみてください。

強靭な精神を持ったあなたでも、麻薬のような町や宿に浸かってしまうかも知れないよ!

さて、わたしは1年前、ベネズエラのサンクリストバルで荷物をすべて奪われたことがあります。

なんでかってのは、おいおいね…!

コロンビアのククタという町から、ベネズエラのサンアントニオまで国境を越えて、

サンクリストバルを抜け、ロライマ山を目指していたのです。

ラピュタのモデルにもなった山の上をスパーーーーっと切ったような、あの山ね。

たった一瞬でバックパックも、お金もカードもカメラもパソコンもすべて失ったと気付いた時、

世界が終わったと思ったんです。

頭が真っ白になって、あの町で泣き崩れたことが昨日のよう。

一度帰国して、1年後にやってきた南米。

ペルーのリマからスタートして、ボリビア、ブラジルを周りながら、アルゼンチン、チリと北上し、

再度ペルーを通って、エクアドル。

どんどん上に上がってくれば来るほど緊張と、あの事が鮮明に込み上がってきて、

もうこのまま日本に帰国したいと何度も思いました。

それでも、あの日

助けてくれた現地の女の子と日本人とベネズエラ人のファミリーにどうしても会いたくて、ここメデジンまでやって来ました。

やっぱり、ベネズエラって危険

どう考えても今は危ない。

助けてくれた日本人のマサアキさんも今は来るべき時じゃないかも知れないと連絡をくれて、

そうか、そうか、そうなんだね

と無理矢理に自分を納得させて、一度は行かない事を決心しました。

ふと携帯を見ると、母からのLINE。

ふみちゃんともみちゃん(愛犬)の写真と共に、愛しい子たちが待っているよという文字。

(ズルい、母はふみもみを使えばわたしの心が簡単に揺らぐことを知っているのだ)

居心地のいい、最高の宿の屋上に登るまでに号泣の準備は出来ていた。

いやむしろ階段を登る段階で泣いていたかも知れない。

この涙は何なのだ。行かないという選択肢は自分の命を守る最大の道なのだ。

何故だ、なぜ次の行き先が決まらないのだ。

何故、涙が止まらないのだ。

考えても答えが見つからないまま3日が経とうとしていた日、自分の部屋(ドミトリー)に戻ると、

この宿でパスポートを無くした(なぜ?)ユータくんと、カナダで2年も働いていたというエリナちゃんが。

「2人は揃って、明日起きて思い浮かんだ方にすればいいよ」

この?宿で?パスポートを?

無くした大学生、ユータくんの笑顔はキラッキラに光っていて、おいおい大丈夫かよ

信用ならねえな!なんて思っていたんですが、

起きてみて、ベネズエラ行きを決めたら

あら不思議。心が軽くなったのです!!

ああ、そっか。

わたし行きたかったんだ。

「実はやっぱり行くことにしたよ

荷物はすべて宿に置かせて貰って、早く帰ってくる」

母を安心させるべく、最大限の安心させる言葉を選んで送ったLINEは既読が付いたまま返信がなかった。

ごめんなさいの気持ちが追っかけてくるけど、

それでも行かなければならない。

そんな使命感のような、って言ったらカッコよく聞こえるかな。いやただのワガママです。

そんな訳で、今日、ベネズエラに行ってきます。

じゃあ、また!